浜田省吾A PLACE IN THE SUN at渚園の映画を鑑賞しました

浜田省吾A PLACE IN THE SUN at渚園の映画を鑑賞しました

1988年8月20日に静岡県浜松市渚園で行われた浜田省吾の野外ライブ。
当時、僕は19歳で大学2年生でした。
その頃から僕は浜田さんのファンでしたが、楽曲はCDやカセットテープでヘビーローテーションするばかりで、ライブに行くという発想自体が皆無でした。
田舎育ちの大学2年生にとっては、有名ミュージシャンのライブに参加するなんて別世界の話でした。

そんな貧乏学生でしたが、夏休み明けに友達が「浜省の渚園コンサートに行ってきたよ」という話を聞かされ、身近な人が浜省のライブに参加している事実を知って、自分も行っていい世界の話なんだと思ったことが懐かしく思い出されます(笑)。

1988年の渚園には55,000人ものファンが集まったそうで、アルバム「J.BOY」や「FATHER’SON」がヒットしていたキャリア全盛期の35歳の浜省の躍動をリアルに観た人々がうらやましく感じます。

それから35年が経過した2023年5月3日に「浜田省吾A PLACE IN THE SUN at渚園」は映画となって公開されることになりました。
ちなみに1987年に熊本県阿蘇郡でザ・ブルーハーツ、白井貴子、BOØWY、尾崎豊、佐野元春などのビッグネームが大雨の中で出演し、72,000人の集客をした「BEATCHILD」の様子が映画化されたのが2013年でしたが、観客が低体温症で次々に倒れるような過酷なライブ映像を観てドン引きしたのを覚えています。
渚園ライブも当日は大雨の予報が外れて晴天になったそうですが、当時は前年に行われた「BEATCHILD」の情報は当然ながら把握していたはずで、スタッフさんは祈るような気持だったのでしょう。

それで公開初日に「浜田省吾A PLACE IN THE SUN at渚園」を観ましたが、劇場は満員で50代以上の観客が整然と並んでいました。
上映されるフィルムにはティーンエイジャーが圧倒的に多く、その若者たちが35年を経て思い出のライブ映像を観に劇場に足を運んでいる事実に感無量になり、ちょっと涙腺が緩んでしまいました。

映像は近年のブルーレイのクオリティには及ばないものの、大迫力の画面と音響は圧倒的で、ライブ会場にいるような感覚を味わえました。
なにより35年前の伝説の野外ライブを追体験できたことが嬉しかったです。

<映画のセットリスト>
Introduction~A PLACE IN THE SUN
路地裏の少年
終わりなき疾走
HELLO ROCK & ROLL CITY
愛のかけひき
生まれたところを遠く離れて
MONEY
DADDY’S TOWN
OCEAN BEAUTY~ MY HOME TOWN
丘の上の愛
A NEW STYLE WAR
明日なき世代
僕と彼女と週末に
愛の世代の前に
—-ENCORE—-
J・BOY
DARKNESS IN THE HEART (少年の夏)
ラストダンス
A PLACE IN THE SUN(Instrumental)

1988年の渚園ライブでは全30曲が演奏されたそうですが、映画で確認できるのは20曲です。
撮影されていない曲が10曲あって、その中に聴いてみたい曲もあったのですが、それは贅沢な要望というものですね。(苦笑)
35歳当時のパワフルな浜田さんが大スクリーンで確認できるだけでも貴重な体験でした。
ON THE ROADのツアーは2023年も開催されます。
それも必見です。

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